わたくし、昔は武道を習ってました。
小1から中学科のなんぼまで。結構長いんじゃないでしょうか。
すごく優しかった先輩がいたんですよ。非の打ち所がない陽キャってやつっス。
先輩は私にやわらか戦車の存在を教えてくれましたし、炭酸抜きコーラを運動前に飲むといいというのも先輩の知恵です。
バキではないです。先輩です。先輩なんです。
先輩だと言ったら先輩なんです。少なくとも、私にとっては。
なお、炭酸抜きコーラを飲んで臨んだ県大会決勝は負けました。
思い込み効果さぁぁぁぁぁんんんん!?先輩にいい所見せたかったのに。
そして先輩が辞めてしばらくたち、私が中学生になって2年くらいたったころ、当時高校生だった先輩が死んじゃいました。
バイクの事故だったようです。
そんな私ももう先輩の5つぐらい上です。
あの時あんなに大人だった先輩は、もう年下です。
私も、先輩も。こんなに小さかったんだな。
春は、世間一般で別れの季節です。
が、私にとっては秋もそうなんです。
思い出しちゃいます。酔って、心が澄むと。
いや、濁ったからこそでしょうか。あは。
「彼女の沈黙が無ければ…」みたいに詩的な事は言えませんし、わたしごときが先輩に言える言葉ではありませんが、
本当にありがとうございました。先輩。心の底からお慕い申しておりました。