宇宙人襲来系物語。おおすぎやて。
宇宙戦争に連なり、見知らぬ明日やプレデター、降伏の儀式だのを通して近年はインディペンデンスデイ、バトルシップ、ロサンゼルス決戦、オールユーニードイズキルもそうだ。例を挙げればきりがない。
人類は圧倒的な力を持つ生命体から虐められるのが好きなのか?
なんという傲慢だろうか。
地球上に天敵たる生物がいないからこそ、素知らぬ外敵をイメージし、それに殺戮される我々自身の映画を作ることができるのだろう。
花に声があるならだの、虫に歌があるだのいう名曲があるが、
アリさんに文明があったとして。
人間に殺戮される映画を作ったアリさん映画監督は、アリさん世論から袋叩きにあうだろう。
何故ならば、人間に殺戮される事態というのはアリさんにとっては常に存在する問題であり、解決しなければない喫緊の課題であるにも関わらず、その解決方法すら見つからない、アリさんの屈辱の歴史だからだ。
つまり、『人類が外敵に脅かされる』というテーマは、人類を種の存続レベルで脅かす生物が現状確認されてないという所により、ある意味のユーモア、ファンタジーとして存在を保証されているのだ。のだなのだ。
仙水さんもこれにはおこですよ!
そもそも何で宇宙人は戦闘機だの銃だの、人類の既存兵器の技術的延長線上にあるものばかり使うんだ。
邪馬台国の兵隊がMG42に薙ぎ倒されたとして、自分達に何が起こり、そして死んでゆくのか。理解できるだろうか?
おそらく本当に宇宙人がいて、地球を侵略するならば上記のような事が起こる可能性もあるでしょー。
だけど、私はキョウリョクテキナチキュウジンデス。
シハイニゲイゴウシマス。
コロサナイデクダサイ。
ア、デモ。
私に対する接触は水面下で行ってください。宇宙人さん。
この国には外患誘致罪がありますゆえ。